2歳に満たない友人の子供が飴デビューしている事を知った。
別に友人の判断なので2歳未満が飴を食べている事をどうこう言う気はありません。ただ、率直に思ったのが、
「2歳で食べて問題ないのかな・・」
という心配な気持ち。
友人は子供が2人目という事もあり慣れているのかもしれませんが、私はまだ子供が1人で1歳半に満たない。そして半年後には飴デビューをさせている光景が頭には浮かびません。
飴は何歳からOK?

正直、『お酒は二十歳から』のような明確な答えが出ないのは分かっています。それでも目安のようなものが分かると何かと参考になる。今回は様々な観点から確認をしてみました。
医者の意見
まず、最初に確認したのが小児科の医者の意見です。
ストレートに「飴は何歳から食べていいのですか?」と聞いてみたのですが、
- 目安としては3歳頃とは言われているけど2歳ぐらいから食べさせている人も多い
- 最初は大きいままではあげずに半分ぐらいに割ってからあげた方がいい
目安の3歳について掘り下げて聞いてみたのですが、特別、医者の立場として言える決まった目安ではなく、自分自身の子供にあげた年齢や周りの意見を取り入れて話していたようです。
続いて、「実際に喉に詰まらせ搬送された事例はありますか?」
救急車で搬送されてきた事はありません。
ただ、喉に詰まらせた事例は少なくないです。ですので、小さいうちに飴をあげる時は目を離さないで下さい。
緊急搬送はないようですが、やはり、飴を喉に詰まらせる事は少なくないようです。目を離した隙に喉に詰まらせると最悪のケースも想定できます。幼いうちの飴で目を離さないのは親の義務かもしれません。
ただ、3歳というと自由に動き回るのでずっと側にいるのも難しいですよね。走り回って転んだ拍子に飲み込んでしまうかもしれません。そう考えると理想は食べさせないという事でしょうか・・。
ピジョンのアンケート

引用元:ピジョン
続いて、ベビー用品でお馴染みのピジョンの公式サイトで行ったアンケート調査の結果。
驚くことに50%の子供が2歳未満で飴デビューを果たしています。そして、2番目に多いのは4歳以上、続いて3歳〜3歳半。このアンケートでは不思議な事に2〜2歳半が0%となっています。
おそらく、「大丈夫だろう」と判断をして早めに飴をあげる親と、慎重に成長してから飴を食べさせる親とで意見が真っ二つに分かれているのでしょう。
その他、ヤフー知恵袋などを確認すると、2歳未満であげている人もいれば、5歳になってもデビューさせていないという人もいます。
周りの人に聞いてみる
続いて、子供を育てている友人や知人に確認をしてみました。
虫歯にしたくないから3歳と4歳の子供がいるけどあげてない
上の子は3歳過ぎてからあげたけど、下の子は1歳10ヶ月頃にはあげていた
3歳でデビューさせたけど1度喉を詰まらせその後は本人も食べたがらないし、あげようとも思えない
飴には虫歯の心配が付きまとうので気持ちは分かりますし、上の子が舐めていると下の子だけあげないという訳にもいかないかもしれません。
そして、初めて知りましたが、身近に喉を詰まらせてしまった子がいました。3歳というけして早すぎない時期ですがリスクはあるという事です。
今回、この記事を書くにあたって思い出したのですが、私の弟も幼い頃、喉に飴を詰まらせ危ない経験をした事がありました。親の話ではみるみるうちに弟の顔が青ざめていき最悪の自体も想像したそうです。
その時は、親の友人が冷静に対処をしてくれて飴を吐き出させてくれたそうですが、飴を喉に詰まらせる事は日常的で稀なケースではないという事です。
飴を吐き出させる方法
ご存知の方も多いかと思いますが、改めて喉に食べ物を詰まらせた際に吐き出させる方法をおさらいしておきましょう。
1歳頃まで

年齢は目安。3種類の方法を紹介しますので子供の成長に合わせて判断をしましょう。この画像は幼児向けで片手で斜めに持ち上げて背中を叩いてあげるという方法です。
2〜3歳

先ほどの方法で難しい場合は、膝に乗せて下を向かせ背中を叩いてあげましょう。
4歳〜

画像:http://wooris.jp/archives/62981 ウーリス
さらに大きい子はハイムリッヒ法がいいとされます。お腹を突き上げるイメージで詰まったものを吐き出させます。あまり強く突き上げると危険なので2番目の方法をまず試した方がいいかもしれません。
詰まらせるのは飴だけではない
食事をしている時に喉のあたりで詰まって水で流しこむ。大人でも多くの人が経験した事があるかと思います。
喉を詰まらせるという事に関しては何かと飴がクローズアップされてしまいますが、全ての食物にリスクがないとは言い切れません。
例えば、
- イモ類
- お米
- クラッカー
- お肉
- 根菜
などなど。更には、お餅やガムといった飴以上に危険度が高いと思われる食べ物もあります。
対策としては、
- 食事と一緒に水分も摂らせる
- 食事だけでなくお菓子を食べてる時も走り回ったりさせない
- 移動中は食べさせない(車など)
- 手の届く場所に食べ物を置かない
- 食べ物を食べている時は目を離さない
といった部分になります。
しかし、噛む事も大切なのでお肉や根菜をいつまでも細かく調理するのもいい事とは思えませんし、常に100%目を離さないのも難しい話です。
ただ、リスクを少しでも減らすために「喉を詰まらせる可能性はいつでもある」という事を考えておいた方がいいかもしれません。
最後に
いろいろと調べてみたのですが、まだ正直何歳から飴を食べさせるべきかは結論が出ていません。
ですが、調べれば調べるほどリスクの高さを感じます。弟と友人の子供、身近に2人も飴で喉を詰まらせた例があるのでけして他人事ではないという事を痛感しました。
痛ましくて書けませんでしたが、亡くなってしまう事もあるそうです。
おそらく、我が家では遅咲きの飴デビューとなるでしょう。
最近のコメント