※今回特集する内容は自分なりの見解なので医学的な内容ではありません。ただ、同じような悩みを持っている人も多いと思うので書き記したいと思います。
10年程前からですが、パンを食べるとお腹が痛くなるという症状がでるようになりました。といっても、当初は原因がパンだとは分からず『パンが原因である』と確信を持ったのは5年程前。
症状としては、胃がキリキリするようなイメージで、1〜2時間ほど痛みが継続します。ひどい時は下痢になる事も少なくありませんでした。
朝に食べた方が症状が重い
夜に食べたら100%症状が起こらないかというとそうでもないのですが、腹痛等の症状が必ず起こるのは朝食にパンを食べた時です。
食べてから数時間後、多分少し消化し始めたぐらいのタイミングで症状が出ます。
朝の方が強く症状が出る理由は、おそらく消化器官が活発に動いているタイミングなら食べても症状が出づらく、寝起きのまだ消化器官が動いていないタイミングでは何かしらを消化しきれずに症状が出てしまうのではと思います。
グルテンが原因ではない
『パン 腹痛』で検索をかけると『グルテン過敏症が原因なのでは』という説が一番上に表示されました。
聞き慣れない言葉ですが、グルテンの主成分であるグリアジンに体が反応してしまい、
- 腹痛
- 下痢
- めまい
- 偏頭痛
といった症状を起こすみたいです。
ただ、これが原因である場合は、小麦全般で同じ症状が起こるという事なので私の症状には当てはまりません。
ラーメンやうどんなど小麦をもろに食べる食品を食べても腹痛を起こすことはないし違和感を感じる事もありません。ちょくちょく朝にラーメンを食べる機会がありますがそれでも問題なし!
ですので、このグルテン説は該当しないようです。
にしても、『パン 腹痛』でグルテン過敏症が表示されすぎ!!グルテン過敏症はどの小麦製品を食べてもでるんでしょーが!!
手作りパンは問題ない
10年近く前(パンによる腹痛は感じていたけどパンが原因だと気がついていなかった頃)母がパン作りにハマっていた時期があり、1年ほどひたすら朝食に手作りパンを食べていた時期があります。
そしてその頃「最近ずっとお腹の調子がいいなぁ」と下痢が治まっていたのを覚えています。
当時は、“なんらかの原因で死滅していた体内の善玉菌が復活した”と謎の解釈をしていたのですが、最近、今度は嫁がパン作りにハマりだし食べる機会が増えました。そして、食べても腹痛を起こすことはありません。
パン屋のパンも大丈夫
自分では買わないので理由は分かりませんが、我が家では食パンはスーパーなどで売られている市販の商品。それ以外は、パン専門店、いわゆるパン屋さんで買っています。
基本的に惣菜パンなど味のついたパンを好んで食べないので最近まで気づいていなかったのですが、これらのパン屋のパンでも腹痛は起こしません。
試しに、パン屋で食パンを買ってみたのですが腹痛を起こしませんでした。
こうなると市販のパンにはますます不信感が募ってしまいます。
成分を比較
で、少しでも真相を知りたいと、市販のパンと手作りのパンの成分を比較してみようと考えました。
嫁さんに使っている材料を聞くと、普通の小麦と天然酵母とマーガリンと塩と砂糖と牛乳。
そして、市販のパンを3種類ほど確認したのですが、共通して手作りパンと違った材料は、
- ショートニング
- イーストフード
- パン酵母
こちらの3種類。
【ショートニング】
まずは、ショートニングを調べてみると、『人工的に動物性と同じ化学構造を持たせた油』。
そして、アメリカでは体によくないからと禁止になったトランス脂肪酸が多く含まれており、避けている人も少なくないそうです。ネットで検索すると「これでもショートニングを食べますか?」と辛辣なタイトルで記事が書かれていました。
ただ、このショートニングはマーガリンから水分と添加物を取り除いたもので大きな違いはないそうです。嫁さんの手作りパンにはマーガリンが入っているので腹痛の原因ではなさそう。
【イーストフード】
イーストフードを検索すると『毒物』と言い切った記事がチラホラ・・。イーストフードは臭素酸カリウムの別名で、なんと、第1類危険物に指定されています。
臭素酸カリウムを入れる理由は食感や膨らみ方などが安定して品質の向上に繋がるからで、大量生産をするには重要なアイテムのようです。
もちろん、日本で認可されている範囲で使用されているわけですが、欧米では使用禁止されており、国連でも世界的に禁止にするべきと働きかけているとの事。
そんな流れを受けてか、大手企業の1つPascoが使用を中止。中止理由は、技術の向上により臭素酸カリウムなしでも高品質のパンを作れるようになったからだそうです。おそらく、イメージアップとこの先の使用禁止も見据えての判断もあるのでしょう。
ただ、私の場合は、Pascoでもお腹が痛くなってしまうんです。ここまで企業名は一切伏せてきましたが、正直、市販のパンは全部ダメ。イオンのパンも山崎パンも、Pascoも、コンビニも。
ですので、イーストフードも該当しません。イーストフードが原因の人も居るかもしれないのでPascoを試してみる価値はあるかも。
【パン酵母】
天然酵母もパン酵母も一緒でしょ?と思っていたのですが少し違うみたいです。
天然酵母は、果物などに付着している酵母に小麦粉や水を足し培養してガスを発生させパンを膨らます。
パン酵母はイースト菌と呼ばれ、自然酵母からパンに適したものが選ばれ培養され、そのままでも発酵力を強く発揮し大量生産に向いている。パン酵母がイースト菌である事も初めて知った。
ですが、正直イーストフードやショートニングほどは体によくないという話は出てきません。イースト菌は天然酵母の対極の存在で人工的なイメージを持っていたのですがどちらも自然由来なんですね。中にはイースト菌で「お腹が痛くなる」「下痢をおこす」という意見もありますが少数派のようです。
原因はパン酵母?
今回検証した限りでは私の腹痛の原因は『パン酵母(イースト菌)』である可能性が高いという事になりそうです。イースト菌で腹痛を起こすのは少数派かもしれませんが調べた結果、他に疑う対象が見当たりません。100%とは言い切れませんがこれ以上調べようもないので今後はパン酵母を避けて生活をしてみようと思います。
ただ、同じくパンを食べるとお腹が痛くなるという人の症状は様々です。
小麦全般でお腹が痛い・・グルテン過敏症?
Pascoの食パンは問題ない・・イーストフード?
天然酵母は問題ない・・パン酵母?
これらは医学的根拠が一切ないのですが今回調べた限りではこういった部分に原因がありそうです。
パンを食べると腹痛を起こす人は参考にしてみて下さい。
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